挨拶文の注意点と丁寧な表現方法
手紙には挨拶文が欠かせません。挨拶文は時に詩のようであり、季節ごとの研ぎ澄まされた表現や言葉の豊かさに思いを馳せる貴重な材料です。
そんな挨拶文を書く際にはどんなことに注意すればいいのでしょうか?幾つか参考になる情報をご紹介しましょう。
目次
現代の季節感を大事にする
挨拶文には基本的に季節を考慮した表現が使用されます。この季節感を間違えないように注意する必要があります。例えば、「残暑」という単語は主に八月に使用する言葉として知られています。
しかし実際の季節や体感温度を考えてみるとどうでしょうか?九月や十月でも昼間は日差しの強さを感じ、八月はむしろ夏真っ盛りです。これは、昔の日本が感じていた旧暦による区分をベースとしているためです。
現実的に八月は残暑ではなく夏本番である以上、その言葉は実際に残暑を体感する季節に用いるべきです。いくら定型文と分かっていても、現実に即した表現の方が好ましく感じられるはずです。
場所を考慮したチョイスも重要
日本は面積で言えば大きな国ではありませんが、それでも地域ごとの季節の違いが存在します。極端なところで言えば、北海道の人と沖縄の人が感じる温度や景色は全く違います。
前述の残暑を例にとると、沖縄では九月でも30度を超える真夏日は当然のように続くのに対し、北海道では2017年に八月後半に真夏日が三日続いたことで23年ぶりの猛暑を記録したほどです。
自分が感じている季節感より、送付先の相手が感じているものを言葉に記す方が大切です。これが出来れば非常に良い印象を与え、季節の違いはさらなる話題を生むことになるでしょう。
桜の季節も相違が生じやすい要素の一つです。東北では入学の季節に桜の開花が間に合わないほどですが、南は四国あたりでさえ三月の肌寒い時期に桜が散ってしまいます。ニュースやインターネットで情報をチェックすることが大切です。
もう少し丁寧なあいさつ文を使いたいときには
最後に、丁寧な表現方法を幾つかご紹介ます。先ほどの残暑を例にとると、もし気温が和らいできたことが確認できるなら「初秋の候」「爽涼の候」「月愛でる頃」、もう少し親しい相手には「少しずつ日暮れの時間が早くなり」「朝晩はだいぶ過ごしやすく感じられ」などと書き出してみましょう。
ビジネスでは「貴社にはますます実りの季節を迎えていらっしゃることと存じます」などと書くのも一つの方法です。
まとめ
挨拶文一つとっても幾つか注意点があります。しかし現実的な季節感に注意さえすれば、相手にとって爽やかな書き出しで始めることが出来ます。
category : 上手な手紙を書く方法


