手紙の定型文と封筒サイズ
手紙には定型文があります。長い歴史の中で、相手に敬意や礼儀を示すために生まれた決まった単語や文などです。
これを使いこなすことが出来れば、手紙の書き方を知っていることが先方に知られるようになるでしょう。よく使われる定型文をご紹介します。
目次
手紙の始め
手紙の始めは頭語や時候の挨拶が来ます。頭語には定番の「拝啓」「啓上」の他に、「謹啓」「謹呈(きんてい)」「急啓」「拝復」「再啓」などが用いられます。
「急啓」は文字が示す通り急ぎの要件の場合、「拝復」は返信する手紙に、「再啓」は再信の手紙にそれぞれ用いられます。こういった単語とも限らず、「謹んで申し上げます」「取り急ぎ申し上げます」「お手紙拝見いたしました」などの文が来ることもあります。
この中でも万能なのはやはり「拝啓」で、面識のない相手に初めて手紙を出す際にも使える表現です。
文中と最後
前文や文中で使える定型文にはこのようなものがあります。例えば四月に手紙を書く際には、「花冷えの日が続いておりますが」「気持ち新たに笑顔でご活躍のことと存じます」「風が春から初夏の香りを運んでくるのを感じる季節」などのように四月に入学や入社、新年度が始まることに触れる表現が並びます。
桜に触れるのも定番の表現です。初夏の七月には、「小暑を過ぎ、夏本番を迎えました」「晴天が続く盛夏のみぎり」「梅雨明けの待たれる今日この頃」などが使えます。夏の始まりに合わせた元気のある表現が特徴的です。
あるいは年の暮れ十二月であれば、「師走を迎え、ますますご多忙の時期」「本年も余日少なくなり」「寒冷の候」などを使うことも出来ます。
年の暮れの忙しさや寒さのよる体調を気遣う表現が優しさを感じさせます。手紙の結びの表現も見ておきましょう。
「時節柄くれぐれもご自愛を」「お風邪など召されませんように」「一層のご活躍を祈念いたしております」、あるいは標準的な「またお会いできる日を楽しみにしております」、要件によっては「恐れ入りますが、ご伝言のほどよろしくお願い申し上げます」なども使用されます。
郵便で送れるサイズ
郵便には封筒サイズがあり、サイズによって料金の設定が変わります。「定形郵便物」と呼ばれるものは23.5×12×1センチ重さ50g以内、それ以外の「定形外郵便」は34×25×3センチ1kg以内と決められています。
切手を貼る際はそのサイズと重さに注意しましょう。
まとめ
手紙の定型文は、決まっている分楽な表現でもあります。バリエーションを楽しみつつ思いが伝わるものを選びましょう。
category : 手紙の基礎知識


